その気持さえあれば、大丈夫です。
取締役社長佐藤 孝造
ものづくり企業は、「人を大切にする会社」であることが多いものです。
それは、技術者を育てるには5年、10年という年月がかかり、そうして習得した技術は、もちろん本人の大きな強みとなりますが、企業にとっても他には代えがたい「宝」であるからです。そして、技術を引き継ぎ、ともに磨きあう中で、上司と部下、仲間同士に信頼関係や尊敬が自然に生まれてきます。だから、温かな社風が自然と受け継がれていくのでしょう。「ものづくりは人づくり」とよく言われますが、まさにそのとおりだと思っています。
「人を大切にする」ということは、一人ひとりの社員が夢を持ち、目標を実現できる環境を常に提供し続けるということ。そのためには、私も挑戦を続けます。2004年に、自動車メーカーとの直接取引を実現したのも、そんな思いからの挑戦でした。今では約8割が道外の大手メーカーとの直接取引になり経営の基盤を築くことができましたが、当時は「そんなことはできるわけがない」と言われる中での挑戦でした。
人手不足により社員一人ひとりの負担が増えることも懸念の一つでした。そこで、積極的に海外に出向いてネットワークを築き、今では数十人の海外からの研修生が働いてくれています。彼らは今、我が社の大きな戦力となり、私たちのモットーである高品質・短納期・低コストの実現を支えています。
現在我が社は国内有数の鋳物の生産量を誇りますが、この実現は工場のIoT化や効率化に社員たちが果敢に挑戦してくれたおかげです。実現したい未来を描いて、それに向かって挑戦していく姿勢が確実に受け継がれ育っているのを感じます。
私たちのチームになってくれる皆さんに望むのは、「自分の未来図を描きたい」という強い思いを持つということ。一人ひとりが「こうなりたい」という未来を描けば、それは必ず会社の未来につながっていきます。その逆もまた真です。
私とともに、仲間とともに、鋳物産業の新たな可能性に向かって未来を描き挑戦していきましょう!
代表取締役社長佐藤 孝造